1862年、ドン・ファクンド・バカルディが、キューバの美しい港町サンティアゴで小さな蒸留所を購入したところからバカルディの歴史は始まりました。彼は、何よりも品質にこだわり、さまざまな成分や熟成、ブレンドを繰り返して「バカルディラム」を完成。妻アマリアのアイデアで、健康、幸福、家族の団結を意味するコウモリをロゴがあしらわれました。そのエレガントでライトな味わいは、瞬く間にキューバ全土で人気を博し、「コウモリのラム」という愛称で親しまれていきました。1928年、米国議会で禁酒法が可決された際には、お酒が飲めないアメリカ人をキューバへと誘うという広告キャンペーンを大々的に展開し、逆にバカルディの名を世界中に知らしめることに成功しました。1960年のキューバ革命時には、あらかじめ複数の国々で事業を継続できるよう布石を打っていたことで、多国籍企業として生きています。バカルディ スペリオールは、1862年に誕生し、すべてのバカルディの中で最もミキサブルなラムです。1年~1年半アメリカンオーク樽で熟成した後、再びチャコールフィルタリングします。甘味と酸味のバランスが必要なカクテルに欠かせないベースとして使われています。ブルーツダイキリ、フルーツモヒート、フルーツラムトニック、など、あらゆるフルーツを使ったカクテルのベースとして抜群の相性を発揮します。
更新日時 : 2019年06月07日
カテゴリ : 世界のお酒