大正元年山元酒造は、鹿児島県川内市五代町にて創業しました。九州三大河川のひとつである川内川に育くまれた薩摩川内市。この地の豊かな資源をもとに焼酎を造り始めて100年。川内はおいしい水の里でもあります。神秘の地、薩州霊山冠嶽山(かんむりだけ)の裾、百次(ももつぎ)の地に湧き出る湧水は、地層のフィルターと永い時間に磨かれ、ミネラルを豊富に含んだ神秘の味をそのままに、やわらかくてまろやかな甘みのある天然良質のおいしい水です。この水は山元酒造の仕込み水でもあり、焼酎の一層のおいしさを引き出す不思議な力があります。そして、原料のさつま芋は、鹿児島県産の「紅あづま」「頴娃紫(エイムラサキ)」を使用し、伝統の技・技術で丹念に仕込みました。紅芋ならではの華やかな芋の香り、口に含むとやさしい甘さ芳醇な旨味が膨らみます。お湯割りはもちろん、ロック、水割りでおいしくお飲みいただけます。9月から通年販売になったさつま赤五代、西日本では初登場です。よろしくご愛顧のほどを!
1819年にフランス・ロワール地方のアンジェ市で、エドゥアール・ジャン・コワントローが、オレンジの乾燥果皮を水に浸漬してもどした後蒸留し、スィートオレンジ果皮を中性スピリッツに浸漬後蒸留したものを合わせた、オレンジの香味豊かな透明なリキュールつまりコアントローを作りました。コアントローは、ホワイトキュラソー(透明なオレンジを使ったリキュール)の一つです。18世紀中頃のオーストリアの女帝マリア・テレジャ(フランスの王妃マリー・アントワネットの母親)は、コーヒーカップにキュラソーを注ぎ、そこにホットコーヒーを加え、さらにホイップクリームを浮かせて、軽い小粒の飴を乗せた飲み物を好んだと言われています。おそらくこれが、日本で一般的に普及しているウインナーコーヒーの原点と思われます。コアントローとマーマレードをマグカップに入れ混ぜます。これにホットコーヒーを注いで、現代版大人のコーヒーが出来上がります。一度お召し上がりください。
更新日時 : 2016年09月23日
カテゴリ : 世界のお酒
寒造りしたお酒は、春先に搾られ、夏の間涼しい酒蔵の中でゆっくりと熟成の時を過ごします。それを冷気の訪れる秋に、火入れをせずそのまま生詰めした純米・生酛・生詰めです。とろりとした旨みと爽やかな香味が共存する、今だけの限定品。やや冷やして、また常温やぬる燗でお楽しみください。