1980年代、国鉄が「ディスカバージャパン」のキャンペーンを展開しました。その一つが地酒ブームのさきがけ「越後三梅」といわれた清酒です。越後三梅とは、越乃寒梅(こしのかんばい)、雪中梅(せっちゅうばい)、そして峰乃白梅(みねのはくばい)です。今回紹介する峰乃白梅酒造の蔵の歴史は、寛永年間(1624~1643年)に遡ります。徳川幕府は3代将軍家光の治世です。この頃、越後三根山藩に酒を献上したとの記録が残ることから、じつに新潟市で380年にもわたって酒造りをしてきたことがわかります。さて、峰乃白梅純米吟醸は温長期醗酵により、酸度の少ないきれいな酒に仕上げられています。スッキリとした口当たりの良さと、吟醸香特有の上品で果実のような香りが楽しめます。秋刀魚の塩焼き、里芋の煮つけなどとよく合います。五百万石を使用しています。スーと飲めますよ。
更新日時 : 2019年10月25日
カテゴリ : 日本のお酒
その生涯と情熱をバーボンづくりに傾けている親子がいました。ジミー・ラッセルとエディー・ラッセルの二人は先人たちが築きあげた伝統の製法を守りつづけ、決して妥協することはありませんでした。その真摯な姿勢とケンタッキー州の豊かな自然に育まれながら13年の長きに渡る熟成を経ることで、ワイルドターキーにふさわしい堂々とした風格と格別の味わいのプレミアムバーボンに仕上がりました。それが、ワイルドターキー 13年 ディスティラーズ・リザーブです。
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更新日時 : 2019年10月18日
カテゴリ : 世界のお酒
吉永酒造は「五郎じいさま」こと、故、吉永五郎氏が明治41年に鹿児島県本土の東、東シナ海に浮かぶ甑島(こしきしま)で創業しました。創業時から使用している甕壺を用いて、丁寧な焼酎造りを行っています。しょだいらべるふっこく少量限定品の紅五郎(べにごろう)を紹介しましょう。今年の紅芋仕込みで使用したサツマイモの品種「高系14号」は、肥大性に優れ、早掘りが可能で、貯蔵性が非常に高い芋で加工用として優れています。果皮は赤みが強くやや厚みがあり、生イモの果肉はクリーム色をして粉質。糖度が高く、加熱すると黄色くホクホク感のある甘い芋になります。収穫時期は9月上旬頃から11月。2ヶ月ほど貯蔵したほうがデンプンが糖質に変わり甘みが増し美味しくなるサツマイモ品種です。これに手打佐ノ浦湧水「蛍水」と黒麹で造られたのが紅五郎です。旨いですぞ!
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