2015年10月の酒店日記

赤霧島本来霧島酒造は、黄金千貫を原料とする白麹仕込みの霧島、改名して白霧島と大正5年から生産している伝統の黒麹仕込みの黒霧島が主力でした。
それに最近春と秋に出荷する赤霧島が加わりました。幻の紫芋「ムラサキマサリ」に豊富に含まれるポロフェノールと焼酎麹が生成するクエン酸に反応して、もろみが真っ赤になることから「赤霧島」と命名されました。後を引くような甘みと気品高い香りが特徴の全く新しいタイプの芋焼酎です。どうかお楽しみ下さい。

更新日時 : 2015年10月30日
カテゴリ : 入荷情報,日本のお酒

チリワインTPPでオーストラリアワインやカリフォルニアワインの関税率8年後撤廃され、愛飲家にとって喜ばしいことです。しかし、同じTPP加盟国なのにチリワインについては話題になっていません。実は6年前日本チリ経済連携協定(EPA)が発効されており、現在段階的に撤廃中であともう少しで完全撤廃されます。つまりチリワインはTPPよりも進んでいます。チリは地中海性気候の地域があり、ブドウの古木も多く、またスペインの影響で醸造技術にもたけています。コノスルシラーヴァラエタルは、イチゴやイチジクのジャム、煮詰めた赤い果実の濃厚な香り。シラー独特のスパイシーさも微かに感じられます。豊富なタンニンと、質感あふれる口当たりが印象的。やや若さはあるもののベルベットのような滑らかさ、スムーズな舌触りとボリューム感が味わえます。

更新日時 : 2015年10月29日
カテゴリ : 世界のお酒

スコッチウイスキースコッチウイスキーは製造で、大麦を発芽させて麦芽にした後、麦芽の成長を止めるために乾燥させる際の燃料としてピート(泥炭)を使います。ピートはヘザーやシダ類の植物が堆積したもので、ピート独特の香りがします。その香りがスコッチの個性を生みます。その匂いを、薬品臭い青臭いと感じる人と、品格のある気品に満ちた香りつまりフレーバーと感じる人がいます。ピートの香りを無くそうと追求したメーカーがサントリーです。ピートの香りを完成させようとしたメーカーがニッカです。そして、ワールド・ウイスキー・アワードでは、両社とも最高評価です。アイラ島で作られる最もフレーバーな、ピートの香りのするスコッチウイスキーはラフロイグです。お好きなお方はニッカ派、香りが気になる方はサントリー派ですかね。ただ面白いことに、このラフロイグを輸入販売しているのはサントリーです。

更新日時 : 2015年10月15日
カテゴリ : 世界のお酒

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