今から40年前、ワイン生産販売のために結集した生産者連合ラ・ヴィコンテがあります。それは南仏ラングドックの中心部モンペリエ近郊、45の村々の約2000もの小規模栽培農家が参加し、8000haのブドウ畑を育てています。 世代を越えて受け継がれてきた郷土愛を胸に、若い醸造家チームや販売チームが、あらゆるノウハウやアイデアを結集し、様々なニーズに応えています。ラングドック最大の盆地の一つであり、5つの醸造所を抱えるラ・ヴィコンテは優れた品質のワインを識別し選出する、傑出した力があります。
さて、ラ・ヴィコンテのレストカド カベルネ ソーヴィニヨンをご紹介しましょう。名前のレストカドとは、闘牛における最後のとどめの一撃の意です。牛肉料理とのマリアージュを考えて造られた特別ワインです。紫の輝き持つダークレッドの色合い。カシス、ブルーベリー、チェリー、プルーンジャム、ブラックペッパー、リコリスの風味が入り混じる複雑なアロマ。 バランス良くソフトなタンニンが心地よい味わいはパワフルかつエレガント。果実とスパイスの風味あふれる非常に長い余韻が楽しめます。
更新日時 : 2019年08月30日
カテゴリ : 世界のお酒
溝上酒造の創業は弘化元年(1844年)、当初は大分県中津市で酒造業を営んでいました。天空に舞う鶴を吉兆とし、「鶴天心」を銘柄としていました。昭和6年(1931年)、北九州市八幡の「皿倉山」の麓に、酒造りの命である清らかな湧き水を発見し、気温の低い谷間という自然環境も「寒造り」に適していることから、この地に酒蔵を移すことになりました。同時に銘柄も「天心」と改め、以来、北九州の地酒として現在に至っています。さて、溝上酒造は、すっきりとした味わいで、後味よく、キレのいいお酒として天心夏純米を造りました。暑い季節にピッタリです!
更新日時 : 2019年08月16日
カテゴリ : 日本のお酒
「赤ひげ診療譚」や「樅ノ木は残った」等多くの時代小説を描いた山本周五郎は、オールドパーをこよなく愛し、小説を書きながらオールドパーを飲んでいたことは有名です。19世紀末オールドパーの創業者のグリーンリース兄弟は、ウイスキーに不朽の価値を与え、末永く後世に届けたいとの願いを込めて、当時ロンドンで人気を博したブレンデッドウイスキーに「オールドパー」と名づけました。「オールドパー」とは、15世紀から17世紀にかけて152歳の長寿を全うし、英国史上最長寿といわれた伝説の人物「トーマス・パー」の愛称です。オールドパーのラベルには、彼の生きた年号(1483-1635)と、10人の英国王の時代に生きたという伝説が記されています。彼の長寿をウイスキーの熟成に、培ってきた叡智をブレンド技術になぞらえて、まさに時代を超えて愛されるスコッチウイスキーが誕生したのです。バロック派を代表する画家のルーベンスによって描かれた彼の肖像は、時代を超えて誇り高く伝えられた継承のしるしとして、今もなおボトルに描かれています。オールドパー12年は調和のとれた柔らかな味わい、奥行きのある香りと長い余韻は、和食とも好相性です。ブラッドオレンジや金柑のすっきりした甘さと、ほのかな蜂蜜の香り。柔らかな舌触りの先に、暖かみのある余韻が続きます。水を加えることで心地よい香りがさらに広がり、最後にかすかなスモーキーさが感じられます。ストレートやロック、ソーダ割りの他、ウイスキー1:水2の水割りでお楽しみください
更新日時 : 2019年08月02日
カテゴリ : 世界のお酒
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