ヨーロッパではナポレオンが力をつけ始め、アメリカではテネシー州が16番目の州になった頃の1796年、開拓初期のケンタッキー州で、バーボンの先駆けであったベイジル・ヘイデンが蒸留を始めました。彼は、単一の蒸留所で作られ、2年以上の熟成期間を経た本格的なケンタッキーストレートバーボンにこだわっていました。のちに1882年、3代目である孫のレイモンド・B・ヘイデンが祖父の創業に敬意を払い、自社バーボンに“オールド・グラン・ダッド(偉大なるおじいちゃん)”と名付けました。オールドグランダッド80は、マイルドでスムースな飲み口、深い香りと味わいで、バーボン通の人々に愛されています。アルコール度数は80プルーフ(40度)です。1987年以降、ジムビーム社で生産していますが、原料配合比率は昔ながらにライ麦が多く、独特の香味を醸し出しているのでファンが多いのでしょう。スパイシーな味わいが特徴で、ロック・水割り・カクテルにも向いています。
更新日時 : 2017年09月15日
カテゴリ : 世界のお酒