酒店日記

江戸時代享保二年(1717年)、初代高橋六郎右衛門が米どころ八女で造り酒屋蔵元繁桝を開業するところから高橋酒造の歴史は始まります。その後、九代目竹吉による基礎固めや十代目繁太郎の会社組織への改組など様々な変遷を経て、今日の十九代目に至ります。繁桝では福岡県産(山田錦・雄町・吟の里・夢一献)を使用しています。繁桝ではカリウム、リン酸、マグネシウムを適度に含んだ矢部川の伏流水を使用しています。さて、繁枡の基本となる看板商品である繁枡手作り本醸造のしぼりたてをご紹介しましょう。普通、醪(もろみ)が出来上がると、味や成分をチェックした後、搾りの工程に入ります。醪(もろみ)を酒袋に入れて圧搾することによって原酒と酒粕に分けられます。その後、雑味を取り除く濾過、発酵を止める火入れを経て熟成のために貯蔵。そして瓶詰めされて、繁桝の銘が施され出荷されていくのです。その熟成のための貯蔵を省いたのが、繁枡しぼりたてです。若さ溢れる瑞々しいスッキリした口あたりで常温、冷酒はもちろん、燗酒でも美味しいですね。日本人はやはり清酒。お試しあれ。

 

更新日時 : 2018年03月16日
カテゴリ : 日本のお酒

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