原酒造がある新潟県柏崎市は、中越地方日本海側の中央に位置し、15の海水浴場と米山・黒姫・八石の刈羽三山に囲まれた、海に川に山にと自然豊かな街です。創業は江戸時代後期の文化11年(1814年)。当時の柏崎は北国街道の宿場町として、また千石船による海運の町として栄えていました。そのため、優雅と気品に満ちた都の文化が溶け込み、独特の文化が開花したといいます。豊かな自然の恵みと、文化水準の高い土地柄に支えられ、必然的に酒の味も磨かれていったに違いありません。柏崎の自然、人情、文化、そのすべてが樽の中に醸されています。1972年(昭和47年)日中国交正常化に際し、当時の田中角栄首相より、ふるさとの日本酒をとの計らいとその酒質を評価され「越の誉もろはく」が北京の人民大会堂にて記念晩餐会の乾杯酒となりました。「越の誉」が国酒の代表を務めた出来事です。さて越の誉大吟醸生酒は大吟醸のフルーティーな香りと生酒の濃厚な味わいで冷酒で味わうのにぴったりです。絶妙なバランスで、素材を生かす和食にあう日本酒です。
更新日時 : 2019年09月06日
カテゴリ : 日本のお酒