スコッチウイスキーは製造で、大麦を発芽させて麦芽にした後、麦芽の成長を止めるために乾燥させる際の燃料としてピート(泥炭)を使います。ピートはヘザーやシダ類の植物が堆積したもので、ピート独特の香りがします。その香りがスコッチの個性を生みます。その匂いを、薬品臭い青臭いと感じる人と、品格のある気品に満ちた香りつまりフレーバーと感じる人がいます。ピートの香りを無くそうと追求したメーカーがサントリーです。ピートの香りを完成させようとしたメーカーがニッカです。そして、ワールド・ウイスキー・アワードでは、両社とも最高評価です。アイラ島で作られる最もフレーバーな、ピートの香りのするスコッチウイスキーはラフロイグです。お好きなお方はニッカ派、香りが気になる方はサントリー派ですかね。ただ面白いことに、このラフロイグを輸入販売しているのはサントリーです。
更新日時 : 2015年10月15日
カテゴリ : 世界のお酒