酒店日記

ミッシェルリンチボルドーはフランスがガリアと呼ばれていた紀元前300年位前からワインの生産地、交易港として栄えてきました。その後、ローマ帝国となり、ゲルマンのゴート族に支配され、イスラムにも占領され、ヴァイキングの侵略も受け、そのあげくフランスとイギリスの争奪戦の的となり、結局フランスの統治下に落ち着いても、1871年普仏戦争の敗勢のためボルドーに臨時フランス政府が置かれるまで度々フランス政府に敵対していました。歴史に翻弄されながらもボルドーを支えたのはワインでした。さて、18世紀にシャトー・ランシュ・パージュと言う醸造所を所有し、ボルドー随一の銘醸地として名高いポイヤック村の村長も務めたミッシェル・リンチ氏に由来するミッシェル・リンチは、ボルドーと言う地味の豊かさと多様性を十分に反映するワインとして、1985年にリリースされました。ボルドーの伝統を受け継ぎながらも、カジュアルで親しみやすいワイン、それがミッシェル・リンチです。赤はミディアムボディに、白はドライな味で現代人向けと言えましょう。

更新日時 : 2015年12月20日
カテゴリ : 世界のお酒

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