メキシコ国内のハリスコ州とその周辺でアガベ・アスール・テキラーナ・ウェーバーと呼ばれる竜舌蘭から造られる蒸留酒をメスカルと呼びます。そのメスカルの中でテキーラ協会の条件にあって登録されたものだけがテキーラを名乗ることができます。竜舌蘭は、蘭ではなく、アロエに近いアガベと呼ばれるメキシコ特有の単子葉植物です。メキシコですから、なんとなくサボテンから造る蒸留酒をテキーラと呼びそうですが、実際はアガベでした。このアガベのせいか、アルコールの抜けが早くスッキリしているので、テキーラは最も悪酔いしないお酒と言われています。さて、今回ご紹介するのは、クエルボエスペシャルです。テキーラのトップブランドであるホセ・クエルボ社が誇るレポサドテキーラです。レポサドとは、最低60日樽熟成させたテキーラで、まろやかな味わいが特徴です。「伝統的なテキーラの飲み方」を紹介します。用意するものは、カバジートと呼ばれる縦長のショットグラス、塩、1/8ほどにくし切りにしたライムの3つ。次の3拍子のリズムで呑みます。1、ライムを口で絞るようにかじり、2、酸っぱいうちに間髪を入れずにブランコのテキーラを流し込み、3、飲んだら人差指と親指の「又」のところに置いた塩をペロっと舐めて次に備える。一度お試しあれ。ただ日本ではカクテルにすることが多いようですが。
更新日時 : 2016年03月10日
カテゴリ : 世界のお酒