酒店日記

大観と酔心酔心純米吟醸2万延元年(1860年)創業の酔心山根本店3代目社長山根薫と横山大観との出会いは昭和初期のことです。酔心山根本店の東京販売店にいつも酒を買いに来られる上品な女性がおりました。どなただろうと店の者がお尋ねしたところ、横山大観の夫人だと言われます。その話を聞いた山根薫は、大観の自宅へ訪問し、酒造りのお話をしたところ、大観は『酒づくりも、絵をかくのも芸術だ』と大いに共鳴しました。感動した薫は、一生の飲み分を約束し、大観は酔心に毎年一枚ずつ作品を寄贈し、それが集まって大観記念館ができあがりました。さて、酔心純米吟醸酒は「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2015」メイン部門金賞、また2014年秋季全国酒類コンクールで第1位を受賞したお酒です。軟水と、60%まで磨き上げた白米を合わせて丹念に醸すことで生まれた上品でキメ細かな味吟醸です。落ち着いてお酒と料理を楽しむ日にお勧めです。

更新日時 : 2016年03月14日
カテゴリ : 日本のお酒

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