1819年にフランス・ロワール地方のアンジェ市で、エドゥアール・ジャン・コワントローが、オレンジの乾燥果皮を水に浸漬してもどした後蒸留し、スィートオレンジ果皮を中性スピリッツに浸漬後蒸留したものを合わせた、オレンジの香味豊かな透明なリキュールつまりコアントローを作りました。コアントローは、ホワイトキュラソー(透明なオレンジを使ったリキュール)の一つです。18世紀中頃のオーストリアの女帝マリア・テレジャ(フランスの王妃マリー・アントワネットの母親)は、コーヒーカップにキュラソーを注ぎ、そこにホットコーヒーを加え、さらにホイップクリームを浮かせて、軽い小粒の飴を乗せた飲み物を好んだと言われています。おそらくこれが、日本で一般的に普及しているウインナーコーヒーの原点と思われます。コアントローとマーマレードをマグカップに入れ混ぜます。これにホットコーヒーを注いで、現代版大人のコーヒーが出来上がります。一度お召し上がりください。
更新日時 : 2016年09月23日
カテゴリ : 世界のお酒