鹿児島市内の東酒造は、大正4年(1915)の創立からもうすぐ100年の歴史を迎えようとしています。ただおいしいだけでなく、人に優しいものを造りたい。創業者である東喜内(きない)の「何事も自然が一番」という思いは、今でも変わることなく脈々と受け継がれています。七窪(ななくぼ)というのは湧水地の地名。湧き水が豊かな地として知られる鹿児島で、最適と選んだのがこの七窪という地にある湧水でした。鹿児島のシラス台地という天然のろ過装置から湧き出る水は、その清らかさと旨味から地元を代表する氷屋が選ぶほどの名水です。口中になめらかに広がる天然湧き水の甘みを生かすよう「七窪」は作られました。食事とともに楽しむお酒=食中酒は、料理の香りを邪魔しないよう押さえた香りであること、そして料理の味わいを引き出すものがよいと言われます。この本格芋焼酎「七窪」は食事を楽しむための焼酎を目指して、軽やかな丸みのある香りと舌の上にふわっと広がる風味を実現したものです。芋臭さやどっしりした味わいに象徴される従来の芋焼酎とは異なる味わいです。「七窪」はお魚、特に刺身や寿司との相性が抜群に良いとご評価いただいています。 その秘密は、 ① 繊細な魚の香りをじゃましない「軽やかな香り」、 ② 食欲をそそる「ふわっと広がる風味」、 ③ ひと口ごとの魚の味を引き立てる「キレのよさ」等 にあります。 創業百年となる焼酎蔵の歴史の中で培われた技と焼酎を愛する魂により生まれた七窪をご堪能ください。
更新日時 : 2016年10月14日
カテゴリ : 日本のお酒