フランス南西部ガロンヌ河河口近くに位置するボルドーは、アキテーヌ公エリアノール・ダキテーヌがイングランドのヘンリー2世と結婚してイングランド領となるより前から、ワインの大生産地でした。ボルドーはアキテーヌの中心地として、元フランス王妃エリアノールの再婚から、300年間英仏100年戦争が終わるまで、英仏領土争奪の的でした。ワイン生産でこの地が豊かであったことが、英仏の野望の火に油を注いだかもしれません。さて、ボルドーで生産されるシャトー・ピコナ2014は、ボルドー・ワインコンクール2015で金賞を受賞しました。シャトー・ピコナ2014は、メルロー80%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%の品種で生産され、ブラックベリーや赤い果実のニュアンスが感じられ、まろやかで滑らかなタンニンと酸味のバランスの良さが印象的な正統派ボルドーです。そのエレガントで心地よい味わいに合せるのは、牛肉のグリルや熟したチーズなどがおすすめです。お値段もお手頃、どうぞお楽しみください!
更新日時 : 2017年04月28日
カテゴリ : 世界のお酒