モンテプルチアーノ・ダブルッツォは、イタリア中央部アドリア海沿岸アブルッツォ州で生産される赤ワインまたはロゼワインで、イタリアのワイン法によって、DOCワインに指定されています。使用されるぶどう品種は、モンテプルチアーノ種で、トスカーナ州(州都はフィレンツェ)のモンテプルチアーノの町から導入されたとされています。モンテプルチアーノで生産されるDOCGワインのヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノは、現地でプルニョーロ・ジェンティーレ(Prugnolo gentile)と呼ばれるイタリアで最も人気のあるサンジョヴェーゼのクローンとされていて、「モンテプルチアーノ種」もサンジョヴェーゼの枝変わり(枝だけ突然変異がおこり新種ができた)と見られています。アブルッツォ州で認められている唯一のDOC赤ワインであるため、生産量が多く、手軽なお値段で常用酒として美味しく飲むことができます。
更新日時 : 2017年07月14日
カテゴリ : 世界のお酒