九州と言う大地が最初に海から顔を出したのは、宮崎県、五ヶ瀬蔵にそびえる祇園山であると、4億3千万年前の化石が語ります。その太古の地層をくぐり湧き出る石清水は、今吐ノ瀬、窓の瀬、あららぎの瀬など、五つの瀬に由来する清流・五ヶ瀬川の水として、今も太古の時代と変わらない澄みきった輝きを放っています。山女魚が泳ぐ姿も見えるこの畔で、日本で初めての本格そば焼酎は雲海酒造により産声をあげました。国見ヶ丘から五ヶ瀬方面に広がる雲海は、いまにも神様の声が聞こえてきそうな絶景です。その美しさにあやかって、生まれたばかりの本格そば焼酎が雲海と名付けられました。本格そば焼酎雲海には、固有の魅力があります。まず、一口ふくむと、清らかさを感じます。俗に言う「さっぱり」とはひと味違う味わいです。淡泊なのではなく、ほのかな甘みが深さのある飲み心地を描いていく感じです。ロックで爽快に香り立ち、お湯割りでゆっくりと旨さが染みいるおいしさです。宮崎県の酒造メーカーであるにもかかわらず、あえて芋でなくそば焼酎をお薦めする味と香りをご堪能下さい。
更新日時 : 2017年08月18日
カテゴリ : 日本のお酒