芋焼酎と言えば、ついこの前まで全国的には白波でした。鹿児島県枕崎の薩摩酒造は、昭和51年に東京営業所を開設し、全国展開を始めたからです。さて、その薩摩酒造が、明治期までの焼酎製造法を当時の文献をもとに再現して製造した焼酎があります。明治の正中です。黒麹でも、白麹でもなく、黄麹を使い、どんぶり仕込みで仕込んだ、濃密な香りとほんのり酸味のある骨太な味わいが特徴です。なお、密閉度を高くするため、機械式栓瓶を使っていますので、http://youtu.be/3AqoqxlG83M を参考にあけてください。
更新日時 : 2017年03月10日
カテゴリ : 日本のお酒
神聖ローマ帝国皇帝フリードリッヒ2世は、イスラムに大変融和的であり、また科学的に物事を対処する人でした。しかし、時は十字軍真っ盛りの時期。ローマ法王から破門を下されましたが、フリードリッヒは破門十字軍を率いてイスラム軍と対峙しアル・カミールとの交渉でエルサレムを無血返還させました。しかし、ローマ法王は血を流さなかったことを許せませんでした。なにしろ後に魔女狩りで悪名高き異端裁判所を創った当時のローマ法王ですから、法王と皇帝の争いはフリードリッヒの死後も続きました。フリードリッヒの息子コンラッドも26歳で亡くなるまで、法王との争いで終始しました。さて、コンラッドは 1254年イタリア中東部にアクイラという都市を創建し、その地は経済的に繁栄していました。アクイラは、現在ラクイラと呼ばれ、アブルッツォ州の州都です。ここに、トレビアーノ・ダブルッツォという白ワイン用ブドウ品種があります。酸味が強く、非常にフルーティで、柑橘系などのさわやかな風味です。この品種から生産されているワインにヴィラ・オッタヴィア トレヴィアーノ・ダブルッツォがあります。洋ナシ、リンゴなどの心地よい果実の香り、さらにフローラルなニュアンスがあります。綺麗な酸とミネラルや果実味とのバランスのよい味わいが余韻を残します。安くて爽やか、日本人好みのワインです。
更新日時 : 2017年03月03日
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