チンザノ社は1757年, イタリアのトリノにおいて、兄ジョヴァンニ(Giovanni Giacomo Cinzano)と弟カルロ(Carlo Cinzano)の兄弟により創業されました。チンザノと言えば、ベルモットを思い浮かべますが、ベルモットとは白ワインを主体とし、ニガヨモギなどの香草やスパイスを配合して作られるフレーバードワインです。最初このベルモットを売る小さな店がチンザノ社でした。その後、ジョヴァンニの息子フランセスコ・チンザノ (Francesco Cinzano)の代にチンザノのベルモットは人気を博し、1786年時の権力者サヴォイア家の公式な納入業者となりました。さて、チンザノには、赤白それぞれのワインをベースに、いろいろ種類も豊富です。中でも人気が高いのが、チンザノ ベルモット ロッソです。白ワインをベースにハーブ、スパイスを加えます。カラメルで色付けすることで、赤ワインのような色合いになります。ややほろ苦く重めで、甘口のベルモット。食前酒にロックで飲まれることが多いですが、食後酒やソーダ割りもおすすめです。
更新日時 : 2018年08月10日
カテゴリ : 世界のお酒