明治24年(1891年)、 宮崎県えびの市で明石仁右衛門が焼酎の製造を始めて、127年になります。明治24年と言えば、ロシア帝国の皇太子ニコライが滋賀県大津町で巡査津田三蔵に切りつけられ負傷した大津事件があった年です。時の政府は大逆罪を適用し死刑にするよう圧力をかけましたが、大審院院長児島惟謙は刑法に外国皇族に関する規定はないとして一般人に対する謀殺未遂罪を適用し無期徒刑に処しました。司法の独立が護られ、日本が近代国家として認められるようになったという有名な事件です。このような明るい近代日本に貢献しようと、明石酒造は、代表銘柄明月を作りました。人々の心が満月のように、まあるく明るく円満に、そして平和にとの願いがこめられ、えびの高原に群生する赤松にかかる満月を表しています。南九州産さつまいも「コガネセンガン」を主原料に、白麹で仕込んだ芋焼酎に、米焼酎をブレンドすることにより、芋の香りを和らげ、ほんのりとした香りと口当たりのよい本格焼酎に仕上がりました。後味に残るほどよい絡み(苦み)がクセになる、大人の味わい「最高の切れ味」です。
更新日時 : 2018年11月23日
カテゴリ : 日本のお酒