肥後の国主加藤清正は、賤ヶ岳の七本槍や朝鮮での虎退治の逸話のため、荒っぽい武闘派の武将のように思われます。しかし、実は肖像画が示しますように、理知的で合理性に溢れた土木技術に高い専門的知識を有する行政官僚と言った方が良さそうです。熊本地震で熊本城の石垣が崩れましたが、崩れた部分は明治時代に再構築された部分で清正公が造られた石垣はビクともしていないようです。さて、清正公は熊本4大河川改修を行いました。白川坪井川の付替、緑川の鵜の瀬堰、球磨川の遥拝堰、菊池川に於ける各種改修等です。これにより広大な穀倉地帯が生まれました。球磨川の支流に川辺川があります。川辺川は、国土交通省の公表する『一級河川水質ランキング調査』において、平成18年度の調査から9年連続で全国1位に選ばれている最も美しい清流です。繊月酒造は、平成10年頃から日本各地の自治体やJAの方と協力して、地域おこし応援銘柄の米焼酎を製造しております。その一つが川辺です。繊月酒造は、霧深い山郷である球磨郡相良村の川辺産の良質の厳選されたお米とその地の湧水を使用し、竹炭で濾過し伝統の技術で川辺を仕上げました。さわやかですっきりした飲み口をご賞味ください。ロック、水割り、お湯割りがお奨めです。Los Angeles Wine and Spirits Competition 2013では、最高金賞を獲得しました。
更新日時 : 2016年04月24日
カテゴリ : 日本のお酒