酒店日記

享保元年(1716年)、ご存知暴れん坊将軍の徳川吉宗が8代将軍に就任し享保の改革を始めた年、奥の松酒造は福島県二本松市で創業しました。あだたらで以前お話ししましたが、安達太良山の伏流水を使い、数々の名品を生んでいます。さて、今回はワイングラスで美味しい清酒を紹介しましょう。奥の松酒造の当主名から名づけた遊佐(ユサ)は、300年の歴史から培われた伝統の技と最新技術の融合による最良の酒造りを目指し、醸した純米吟醸酒です。爽やかな香りと飲み飽きしない旨みある味わいは、様々な料理との相性も良く、食中酒に最適です。日本酒度/-1.5、アルコール度/16、酸度/1.5ですから、北国の清酒にしては少し甘めで、ワイングラスで飲むのにグッドチョイスです。今日も1杯どうぞ!

更新日時 : 2018年12月07日
カテゴリ : 日本のお酒

ワイルドターキーのラインナップのひとつである、ワイドターキーライは、実は私のバーボンの中での最もお気に入りです。本来バーボンは、51%~80%のトウモロコシであることが条件ですが、そのほかライ麦、小麦、大麦を原料としています。ライウイスキーの場合は、ライ麦比率が51%以上あります。ワイルドターキーライは、4~5年熟成の原酒を使用しており、バーボンより甘さ控えめのスパイシーな味わいが特長です。私は、本音を言うとトウモロコシ臭が若干苦手で、スコッチウイスキーを飲む頻度の方が高いのですが、このワイルドターキーライだとトウモロコシ臭が控えめで、お気に入りの一つになりました。スコッチ派の方でも満足いただけるバーボンウイスキーです

更新日時 : 2018年11月30日
カテゴリ : 世界のお酒

明治24年(1891年)、 宮崎県えびの市で明石仁右衛門が焼酎の製造を始めて、127年になります。明治24年と言えば、ロシア帝国の皇太子ニコライが滋賀県大津町で巡査津田三蔵に切りつけられ負傷した大津事件があった年です。時の政府は大逆罪を適用し死刑にするよう圧力をかけましたが、大審院院長児島惟謙は刑法に外国皇族に関する規定はないとして一般人に対する謀殺未遂罪を適用し無期徒刑に処しました。司法の独立が護られ、日本が近代国家として認められるようになったという有名な事件です。このような明るい近代日本に貢献しようと、明石酒造は、代表銘柄明月を作りました。人々の心が満月のように、まあるく明るく円満に、そして平和にとの願いがこめられ、えびの高原に群生する赤松にかかる満月を表しています。南九州産さつまいも「コガネセンガン」を主原料に、白麹で仕込んだ芋焼酎に、米焼酎をブレンドすることにより、芋の香りを和らげ、ほんのりとした香りと口当たりのよい本格焼酎に仕上がりました。後味に残るほどよい絡み(苦み)がクセになる、大人の味わい「最高の切れ味」です。

更新日時 : 2018年11月23日
カテゴリ : 日本のお酒

〒802-0006 福岡県北九州市小倉北区魚町4丁目2番4号
TEL(093)521-1203 FAX(093)541-4004
■営業時間/午前9時30分〜午後9時
■定休日/毎週日曜日 ※7月〜お盆期間、12月は除く
©2015 Nakano Saketen Co., Ltd. All rights reserved.