文政年間より酒を造って190年の八女の喜多屋は、2013年IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)で大吟醸極上喜多屋が、日本酒部門最優秀賞を受賞しました。毎年2,000銘柄を超えるワインが出品され、世界で最も影響力のあるコンペティションとして知られているIWCは、1984年に設立されました。最難関のワインの資格「マスター・オブ・ワイン」の称号の保有者を含め、第一線で活躍する400名近いワインの専門家が審査員として参加します。IWC2013サケ部門には、全国から235蔵583銘柄の日本酒が出品され、日本酒の5つの部門それぞれに第一位のトロフィー受賞酒が選定されておりました。「チャンピオン・サケ」は、その5つのトロフィー受賞からさらに最高賞として選出される名誉ある賞です。福岡県糸島産「山田錦」を精米歩合35%に磨き上げ極寒に仕込み、わが子を育てるように大切に発酵させ、圧力を一切加えない「しずく搾り」によって仕上げました。 優雅で華やかな香りと、芳醇かつ透明感のある味わい、余韻が絶妙のハーモニーを奏でていて素晴らしいとIWC審査員から絶賛されました。ぜひとも地元福岡県が誇る銘酒をご堪能ください。
中世はサヴァイア公国、現在はトリノを州都にするイタリアのピエモンテ州は、イタリア最高級の格付けワインDOCGの生産地です。そのピエモンテにあるモラネラ社の製品がモラネラ・バルバレスコです。バルバレスコはネッビオーロ種ブドウのみを原料とし、ピエモンテ州クーネオ県のバルバレスコ村、トレイゾ村、ネイヴェ村及びアルバのサン・ロッコ・セーノ・デルヴィオ地区で産出するワインですが、EUの原産地名称保護制度において最上位のDOCGに認定されているのです。オレンジがかったルビー色で、スミレやプラム、乾燥イチジクの香りがしし、ネッビオーロ種の特徴であるタンニン、酸味がしっかり感じられます。果実味と上手く調和したエレガントでまとまりがよく、上品でありながら力強さを兼ね備えたワインで、バローロと並ぶイタリアワインの逸品です。
更新日時 : 2016年07月16日
カテゴリ : 世界のお酒
薩摩の国には、結束の固さから生まれた銘酒があります。鹿児島県の最北端の町、長島は、大小23の温暖な島々に囲まれ、急流な東シナ海の潮流と風光明媚な地形、そして、山の幸、海の幸に恵まれており、鹿児島県本土と全長502メートルの黒之瀬戸大橋で結ばれています。そこに、長島研醸有限会社は、昭和42年2月に長島にある酒造会社5社の共同瓶詰工場として設立いたしました。(宮内酒造合名会社・宮乃露酒造株式会社・長山酒造有限会社・杉本酒造合資会社・南洲酒造合資会社)
五つの蔵元がそれぞれの伝統と技で醸し出した焼酎を巧みにブレンドし、設立時からの味を現在に受け継いでいます。その一つがさつま島美人です。まろやかな甘口で、いつまでも飽きずに飲めるくせのない焼酎です。島(世)の男性にいつまでも愛されるようにと願い「さつま島美人」と命名しました。豊かな芳香とコクのあるうまみのわかるお湯割、ひんやりとした喉ごしのオンザロック、ずばり生のままで風味を味わうストレート、お好みにあわせてどうぞ。
更新日時 : 2016年07月10日
カテゴリ : 日本のお酒