九州で最も高い山は久住だと思っていました。ところが意外なことに屋久島には8つも久住よりも高い山があります。宮之浦岳、永田岳、黒味岳はその屋久島連峰のなかにあります。この3つの岳から名付けられた屋久島の銘酒こそが三岳です。屋久島には樹齢数千年の杉の原生林が残り、縄文時代そのままを彷彿とさせます。この原生林を濾過した水により、ふっくらとした何か懐かしい味がします。サツマイモの甘さと重厚さを感じるまさに本格的焼酎の極みです。ロックでも、水割りでも美味しいですね。私のおすすめは、900ミリの瓶ごと冷蔵庫で冷やし、ストレートで。相当に強そうできつい感じですが、まろやかな水のおかげで、スッと飲めます。一度お試しあれ。なお、先日の口永良部島の噴火の影響で減産となり、来年から値上がりします。
更新日時 : 2015年11月19日
カテゴリ : 日本のお酒
中国酒には、黄酒(ホアンチュウ)つまり醸造酒と白酒(パイチュウ)つまり蒸留酒があります。簡単に言えば黄酒は日本酒、白酒は焼酎と思って下さい。黄酒で代表的なお酒が紹興酒です。
本来、紹興酒は中国浙江省紹興市の銘酒です。ところが、国民党の蒋介石総統が共産党の毛沢東主席から追い詰められ、台湾に移るとき、紹興酒の優秀な杜氏職人たちも台湾に引き連れました。そのため、台湾で美味しい紹興酒を醸造できるようになりました。そのお酒が陳年紹興酒です。陳年は長く寝かせているという意味です。日本酒のようにぬるく燗をしても、ロックで冷やでも、またカクテルにしても美味しいですね。
更新日時 : 2015年11月13日
カテゴリ : 世界のお酒