日本のお酒

醸造酒は果物や穀物をそのまま、または糖化させたあと、酵母の働きによりアルコールを発酵させたお酒です。蒸留酒は醸造酒を加熱し、その蒸気を冷やして液体に戻したお酒です。この蒸留の過程で、醸造酒がアルコール度数5度から15度程度ですが、蒸留酒のアルコール度数は40度から60度にもなります。醸造酒は、そのまま発酵させているため、素材や製造過程の環境によって、雑味が混じることになりますが、その雑味を上手に転嫁し旨味に変えることが生産者の技術になります。蒸留酒は蒸留のため、醸造酒の旨味が消えていくことになります。そこで、生産者はその旨味をいかに残すかが、生産者の技術になります。醸造酒は果物や穀物を発酵させることができればお酒になりますので、果物や穀物を貯蔵し始めたときからお酒が生まれたと思われます。蒸留酒は、蒸留器が必要ですから、どうしても醸造酒以後になります。蒸留技術の起源は紀元前4000年~3000年のメソポタミア文明にまで遡ります。しかしメソポタミアではこの技術は香水を作るために使われておりお酒の精製には使われていませんでした。またギリシャ文明においてもアリストテレスが塩水の蒸留をおこなっていますがここでもお酒を蒸留するということは行われませんでした。8世紀頃アラブ世界の天才化学者として活躍したジャービル・イブン=ハイヤーンは蒸留器を考案し他の錬金術師と共に様々な液体を蒸留しました。彼はワインを蒸留するとアルコール度数の高い液体が産まれ、さらに蒸留を繰り返し精製することによってさらに液体のアルコール度数が高まることを知っていました。そうしてアラブ世界で守られてきた叡智ははやがてヨーロッパに広がっていきました。おそらく11世紀にはヨーロッパで蒸留酒は造られたでしょう。なお、アラビア語とギリシャ語からなる、ある種の蒸留器はアランビックと呼ばれこれがアルコールの語源となりました。

更新日時 : 2019年02月22日
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朝日酒造株式会社は、1830年(天保元年)新潟県長岡市で創業の蔵元です。1830年と言えば、フランスでは7月革命があった年、また大久保利通どんの生まれた年でもあります。当時「久保田屋」の屋号で親しまれました。この屋号を冠にした吟醸酒が久保田です。ついこの前まで地酒の代表と言えば、新潟の久保田と山形の出羽桜が双璧でした。最近海外でいろいろな賞ができ、いろいろな清酒に人気が移っていますが、やはり久保田と出羽桜は久保田と出羽桜です。今回は日々の食生活のお伴として久保田千寿を紹介しましょう。「食事と楽しむ吟醸酒」を目指し、香りは穏やかに、飲み飽きしない味わいに仕上がっています。口当りが柔らかく、冷やはもちろん、お燗にも適した吟醸酒です。

 

更新日時 : 2018年12月28日
カテゴリ : 日本のお酒

国立大学で唯一の体育大学の鹿屋体育大学は鹿児島県鹿屋市にありますが、昭和42年1月鹿児島県鹿屋税務署管内焼酎製造業者9社が共同瓶詰場を鹿屋市に設立しました。これが大海酒造協業組合となり、平成24年大海酒造株式会社になりました。この大海酒造が造った本土最南端である佐多岬を商品名にした芋焼酎をご紹介しましょう。鹿児島県鹿屋市産のさつま芋を原料に、芋の風味豊かで、毎晩の晩酌に飲み飽きのこない味わいを目指して造られた芋焼酎です。昔ながらの風味豊かな味わいをお楽しみいただけます。

更新日時 : 2018年12月14日
カテゴリ : 日本のお酒

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