九州と言う大地が最初に海から顔を出したのは、宮崎県、五ヶ瀬蔵にそびえる祇園山であると、4億3千万年前の化石が語ります。その太古の地層をくぐり湧き出る石清水は、今吐ノ瀬、窓の瀬、あららぎの瀬など、五つの瀬に由来する清流・五ヶ瀬川の水として、今も太古の時代と変わらない澄みきった輝きを放っています。山女魚が泳ぐ姿も見えるこの畔で、日本で初めての本格そば焼酎は雲海酒造により産声をあげました。国見ヶ丘から五ヶ瀬方面に広がる雲海は、いまにも神様の声が聞こえてきそうな絶景です。その美しさにあやかって、生まれたばかりの本格そば焼酎が雲海と名付けられました。本格そば焼酎雲海には、固有の魅力があります。まず、一口ふくむと、清らかさを感じます。俗に言う「さっぱり」とはひと味違う味わいです。淡泊なのではなく、ほのかな甘みが深さのある飲み心地を描いていく感じです。ロックで爽快に香り立ち、お湯割りでゆっくりと旨さが染みいるおいしさです。宮崎県の酒造メーカーであるにもかかわらず、あえて芋でなくそば焼酎をお薦めする味と香りをご堪能下さい。
更新日時 : 2017年08月18日
カテゴリ : 日本のお酒
1578年上杉謙信は織田信長と決戦をするため春日城を出立する予定でした。しかし、謙信は脳卒中で不帰の人となりました。謙信は酒を頗る愛し、肴無しにいつも飲んでいたのが原因と言われています。なにしろ川中島の戦いのときにも直径12センチ前後ある馬上盃で飲んでいたということですから。さて、吉乃川は戦国の世、謙信の地新潟県長岡で天文17年(1548年)創業の酒です。越後の虎、上杉謙信が春日城の主となった頃より伝統を守り、越後の良酒を460年変わらず醸してきました。冷や生吉乃川は、深い本物の生酒にこだわった冷や生です。新鮮で清涼感のある香りと爽快感の味わいが楽しめます。アルコール度数14度で、日本酒度+3、酸度1.1ですから、スッと飲めます。冷やしたり、ロックでお愉しみください。
更新日時 : 2017年08月04日
カテゴリ : 日本のお酒
榊莫山(1926年~2010年)は、小学生で書に目覚めました。戦後初めての正倉院展で、長蛇の列に並ぶも時間切れで門前払いを食い、その体験を機に本格的に書を学ぶことになりました。20代で書道界の最高賞を次々と受賞しましたが、伝統と権威を重んじる書道界を32歳で退き、すべての肩書を返上しました。以来、無所属を通しています。「人皆直行、我独横行(人は皆まっすぐ進むが、自分は一人、横に行く)」を座右の銘にしていました。右の「よかいち」の書は、榊莫山が、よかいちの味に惚れ込み、みずから筆を執ったものです。宝酒造は、樫樽でじっくりと熟成させることで生まれる琥珀色の輝きのある贅沢な造りの本格麦焼酎を琥珀のよかいちと名付けました。芳醇な香りと麦ならではのスッキリまろやかな口あたりです。ロック、ハイボール等でお楽しみください。
更新日時 : 2017年07月21日
カテゴリ : 日本のお酒