文政年間より酒を造って190年の八女の喜多屋は、2013年IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)で大吟醸極上喜多屋が、日本酒部門最優秀賞を受賞しました。毎年2,000銘柄を超えるワインが出品され、世界で最も影響力のあるコンペティションとして知られているIWCは、1984年に設立されました。最難関のワインの資格「マスター・オブ・ワイン」の称号の保有者を含め、第一線で活躍する400名近いワインの専門家が審査員として参加します。IWC2013サケ部門には、全国から235蔵583銘柄の日本酒が出品され、日本酒の5つの部門それぞれに第一位のトロフィー受賞酒が選定されておりました。「チャンピオン・サケ」は、その5つのトロフィー受賞からさらに最高賞として選出される名誉ある賞です。福岡県糸島産「山田錦」を精米歩合35%に磨き上げ極寒に仕込み、わが子を育てるように大切に発酵させ、圧力を一切加えない「しずく搾り」によって仕上げました。 優雅で華やかな香りと、芳醇かつ透明感のある味わい、余韻が絶妙のハーモニーを奏でていて素晴らしいとIWC審査員から絶賛されました。ぜひとも地元福岡県が誇る銘酒をご堪能ください。
生酒らしい華やかな香りと味わいで、日本酒度5度酸度1.2ですから典型的な淡麗辛口です。出羽桜酒造は、火入れつまり加熱処理をして火落菌などの雑菌を抑えた桜花吟醸酒と、全く加熱処理せず本来の香りと味わいを重視する本生の桜花吟醸酒を生産していますが、今回ご紹介するのは後者の本生です。本生は加熱処理をしていませんので、要冷蔵、お早めにお飲みください。要冷蔵は面倒ですが、一度飲まれるとその華やかさの虜になるでしょう。
通常梅酒は焼酎で作ったものが多いのですが、大七酒造は日本酒の伝統的製法で作った純米生酛の原酒をベースに梅酒を作りました。梅は紀州産南高梅特大の3Lです。大七生酛(きもと)梅酒は、どこまでも限りなく芳醇で、ビロードのような極上のなめらかさです。『地酒大show』リキュール部門では3年連続プラチナ賞で殿堂入りしました。ストレートで味わっても、クラッシュアイスを入れたり、炭酸水で割ってもOKです。料亭の中には、ぬる燗で出すところもあります。ホットレモンみたいで美味しいですね。