優れたウイスキーづくりの地として名高いスコットランドのスペイサイドにザ・マッカラン蒸溜所は所在します。この蒸留所は1824年にハイランドで2番目に「蒸溜ライセンス」を取得し、合法的に蒸溜が行える政府登録蒸溜所として発足した、名門の中の名門です。この蒸留所で、、ハロッズのウイスキー読本で「シングルモルトのロールスロイス」と讃えられたザ・マッカランが生産されています。ヨーロピアンオークのシェリー樽原酒、アメリカンオークのシェリー樽原酒、バーボン樽原酒の3つの異なる原酒を絶妙なバランスでバッティングしたユニークな新商品がザ・マッカランファインオーク12年です。シェリー樽原酒由来の味わいにバーボン樽原酒由来のバニラやシトラスが混ざり合った、複雑かつ軽やかな味わいが特徴です。若葉の時期に、古くて新しい高級スコッチをお薦めします!
更新日時 : 2017年05月26日
カテゴリ : 世界のお酒
ジェムソンは1780年に創業し、当初は使っていない樽は蒸留所に放置されており、熟成に使う時に樽の内側を黒く焦がすチャーリングを行って再利用していました。ジェムソン ブラック・バレルは、このチャーリングの製法を受け継ぎ、さらに磨きをかけた商品です。グレーンウイスキーからはバタースカッチやクリーミーなトフィーファッジ、ポットスチルウイスキーからは胡椒のようなピリッとした香味が感じられます。シェリー樽由来の、ネクタリンやアプリコット、完熟したリンゴな ど、みずみずしいフルーツの香りが豊かに広がります。黒く焦がしたバーボン樽がグレーンウイスキーに濃厚なスパイスや香ばしいナッツの香り、バニラの甘さなどを与え、さらに、シェリー樽由来のフルーツのフレーバーが調和します。芳醇で力強く、焦がした木の香りやバニラの余韻が続き、やはりアイリッシュ・ウイスキーは旨い!
更新日時 : 2017年05月12日
カテゴリ : 世界のお酒
フランス南西部ガロンヌ河河口近くに位置するボルドーは、アキテーヌ公エリアノール・ダキテーヌがイングランドのヘンリー2世と結婚してイングランド領となるより前から、ワインの大生産地でした。ボルドーはアキテーヌの中心地として、元フランス王妃エリアノールの再婚から、300年間英仏100年戦争が終わるまで、英仏領土争奪の的でした。ワイン生産でこの地が豊かであったことが、英仏の野望の火に油を注いだかもしれません。さて、ボルドーで生産されるシャトー・ピコナ2014は、ボルドー・ワインコンクール2015で金賞を受賞しました。シャトー・ピコナ2014は、メルロー80%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%の品種で生産され、ブラックベリーや赤い果実のニュアンスが感じられ、まろやかで滑らかなタンニンと酸味のバランスの良さが印象的な正統派ボルドーです。そのエレガントで心地よい味わいに合せるのは、牛肉のグリルや熟したチーズなどがおすすめです。お値段もお手頃、どうぞお楽しみください!
更新日時 : 2017年04月28日
カテゴリ : 世界のお酒