酒店日記

img_item_nanakubo鹿児島市内の東酒造は、大正4年(1915)の創立からもうすぐ100年の歴史を迎えようとしています。ただおいしいだけでなく、人に優しいものを造りたい。創業者である東喜内(きない)の「何事も自然が一番」という思いは、今でも変わることなく脈々と受け継がれています。七窪(ななくぼ)というのは湧水地の地名。湧き水が豊かな地として知られる鹿児島で、最適と選んだのがこの七窪という地にある湧水でした。鹿児島のシラス台地という天然のろ過装置から湧き出る水は、その清らかさと旨味から地元を代表する氷屋が選ぶほどの名水です。口中になめらかに広がる天然湧き水の甘みを生かすよう「七窪」は作られました。食事とともに楽しむお酒=食中酒は、料理の香りを邪魔しないよう押さえた香りであること、そして料理の味わいを引き出すものがよいと言われます。この本格芋焼酎「七窪」は食事を楽しむための焼酎を目指して、軽やかな丸みのある香りと舌の上にふわっと広がる風味を実現したものです。芋臭さやどっしりした味わいに象徴される従来の芋焼酎とは異なる味わいです。「七窪」はお魚、特に刺身や寿司との相性が抜群に良いとご評価いただいています。 その秘密は、 ① 繊細な魚の香りをじゃましない「軽やかな香り」、 ② 食欲をそそる「ふわっと広がる風味」、 ③ ひと口ごとの魚の味を引き立てる「キレのよさ」等 にあります。 創業百年となる焼酎蔵の歴史の中で培われた技と焼酎を愛する魂により生まれた七窪をご堪能ください。

更新日時 : 2016年10月14日
カテゴリ : 日本のお酒

%e3%83%96%e3%83%83%e3%82%ab%e3%83%bc%e3%82%ba米国ケンタッキーは真夏の1日の平均気温が31度以上にもなり、冬は反対に0度以下を記録します。この寒暖の差が激しい地でのオーク樽貯蔵熟成管理は難しいものがあります。とくに夏は原酒の樽材を通しての呼吸も活発で熟成も早く進むため、長期にわたる香味品質維持は困難を極めます。そこで、オーク材のパワーがみなぎっている約180リットルの小さな新樽のみを使い、樽の内面をアリゲーターといわれるワニ皮を連想させるほどに焼きます。バーボン樽内面は実は焦がすというよりもカリカリに焼くのです。これによってオーク材成分の原酒への溶出も早くなり、独特のバニラ様の甘さを強く感じさせます。これによってジャパニーズやスコッチのように10年以上の歳月をかけて貯蔵しなくても、バーボンは小さな樽を使い短い年数で熟成のピークを迎えることになります。このように、厳選した最上級の原料をはじめ、仕込みから蒸溜、貯蔵までつくり手の特別な意図や思想が色濃く反映されたバーボンのことをクラフトバーボンと言います。加えてスモールバッチ(小ロット)と呼ばれる、生産数量が限定された製品でもあります。フレッド・ノー(ジム・ビームのマスターブレンダー)によると、「父(ブッカー・ノー)がビーム家主催のバーベキュー・パーティーで賓客だけに振る舞いつづけるうち、あまりにも評価が高いので製品化した」ものがブッカーズです。深く濃い琥珀色、バニラ・キャラメル・オークの厚みのある香り、高度に凝縮されたフルーツとタンニンの味わいで、リッチな余韻が長く続きます。ブッカー・ノーの最高傑作であり、クラフトバーボンの頂点に立つ逸品とされます。

更新日時 : 2016年10月07日
カテゴリ : 世界のお酒

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大正元年山元酒造は、鹿児島県川内市五代町にて創業しました。九州三大河川のひとつである川内川に育くまれた薩摩川内市。この地の豊かな資源をもとに焼酎を造り始めて100年。川内はおいしい水の里でもあります。神秘の地、薩州霊山冠嶽山(かんむりだけ)の裾、百次(ももつぎ)の地に湧き出る湧水は、地層のフィルターと永い時間に磨かれ、ミネラルを豊富に含んだ神秘の味をそのままに、やわらかくてまろやかな甘みのある天然良質のおいしい水です。この水は山元酒造の仕込み水でもあり、焼酎の一層のおいしさを引き出す不思議な力があります。そして、原料のさつま芋は、鹿児島県産の「紅あづま」「頴娃紫(エイムラサキ)」を使用し、伝統の技・技術で丹念に仕込みました。紅芋ならではの華やかな芋の香り、口に含むとやさしい甘さ芳醇な旨味が膨らみます。お湯割りはもちろん、ロック、水割りでおいしくお飲みいただけます。9月から通年販売になったさつま赤五代、西日本では初登場です。よろしくご愛顧のほどを!

 

更新日時 : 2016年09月30日
カテゴリ : 入荷情報,日本のお酒

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