日本のお酒

すき酒造は宮崎県の西部の小林市に位置し、九州山脈の山々が連なり、熊本県の県境に隣接する自然豊かな景観の山里「須木」にて焼酎造りを百年続けています。2010年、更なる永劫の百年を目指し、手造り麹・麹室・総甕壺仕込みが行える、本物を追求し、「伝統」を継承する総木造の焼酎蔵を新築・完全移転しました。ここで紹介するのが芋焼酎山猪(やまじし)です。山猪は昔懐かしい芋の香りと濃厚で重みのある、そして甘味の強い焼酎です。昨今の飲みやすい焼酎に飽き足らない焼酎好きの方々へお勧めです。期間・数量限定商品です。美味しかった!

 

 

更新日時 : 2018年08月03日
カテゴリ : 入荷情報,日本のお酒

山口県山陽小野田市厚狭にある永山酒造は、明治20年(1887年)に創業しました。昭和50年代、技術センターと山口大学及び永山酒造の共同開発で、米の旨味を生かした味わいと華やかな香の蒸留酒寝太郎を生み出しました。そして、寝太郎を3年間長期貯蔵したのが、長期貯蔵三年寝太郎です。しっかりとした旨味とクセがなく飲みやすい料理と美味しく調和する究極の食中焼酎です。厚狭に伝わる三年寝太郎の昔話をネーミングにつかいました。

 

むかしむかし、山口県の厚狭(あさ)という村に大金持ちの庄屋がおって、太郎という寝るのが大好きな息子がおった。太郎は三年三月も寝て過していたので、村人達は寝太郎と呼んで馬鹿にしておった。ある日寝太郎はふと眼を覚ますと、庄屋に千石船を造ってくれと頼んだそうじゃ。寝太郎があんまり熱心に頼むので庄屋が千石船を造ってやると、今度は千石船一杯の草鞋を買って船に積み、水夫を7、8人雇ってくれと言う。庄屋が訳も分からずそのとおりにしてやると、寝太郎は大喜びで水夫達と船に乗り出発していったそうな。船がどこへ向かうのか、水夫達にも庄屋にもさっぱり分からなかった。船は西へ向かい、早鞆瀬戸(はやとものせと)を通り玄界灘へと入って行った。そこから進路を北東に変え、日本海を突き進むと、やがて前方に島影が見えてきた。そこは佐渡島じゃったそうな。履き古して汚れた草鞋と、船に積んである新しい草鞋をただで取り換えてあげよう。」寝太郎は佐渡島に上陸すると、島の人達にそう言って回った。すると大勢の人が集まり、たちまち千石船は古い草鞋で一杯になった。こうして寝太郎は千石船を古い草鞋で一杯にして厚狭に帰って来た。まあ、村では馬鹿者扱いじゃったと。ところが、寝太郎は今度は大きな桶を造ってくれと庄屋に頼んだそうな。庄屋が大きな桶を造ってやると、寝太郎は若い衆に桶に水を一杯にはらせ、その中に持ち帰った古い草履を全て放り込み、丁寧に洗いすすがせた。そうして綺麗になった草鞋を一つ一つ桶から取り出し、桶の水を上から掬いあげさせた。すると桶の底にたくさんの土が溜まっておって、なんと、土にはたくさんの砂金が混ざっておったそうな。当時、金山として名高かった佐渡島からは一握りの土でも持ち出すことが禁じられていた。それで寝太郎は、どうすれば佐渡島から土を持ち出せるのかを寝ながら考えていたのじゃった。こうして得たお金で、寝太郎は厚狭の河口沿いの海を埋め立て、千町田という広い水田地を造ったということじゃ。

 

更新日時 : 2018年07月13日
カテゴリ : 日本のお酒

鹿児島では日本各地と同じように清酒作りが古くから行われていましたが、温暖な気候のもとでは良質な酒は求められません。そこで1500年頃から醪を蒸留して焼酎を造る技術が伝わり、薩摩の地に定着しました。当時の阿久根は交易の拠点として賑い、琉球や東南アジアとの行き来がありました。関ヶ原の合戦から間もなく第二代薩摩藩主島津光久は阿久根投宿の折に献上された焼酎の旨さに、「諸白(もろはく)」と称して絶賛しました。その後江戸時代の終わりまで、阿久根焼酎は国分煙草と共に薩摩藩を代表する銘品でした。江戸において阿久根焼酎は灘の酒以上の高値が付いていました。阿久根の地に蔵を構える鹿児島酒造黒瀬杜氏伝承蔵、東シナ海を望む斜面に、潮風と昔から住み着く蔵の酵母の恵みを受けて毎日々焼酎造りに励みます。さて、昭和の時代、鹿児島を一世風靡した本格焼酎「ちご櫻」。それは焼酎がブームとなり全国に広がる前の時代に九州の方々に愛された味わいでした。薩摩酒造の復刻版の誕生、昔ながらの黄金千貫の特徴を活かしながらも、現代風の飲み易さに仕上げた労作です。白麹を使った常圧蒸留です。鹿児島限定商品ですが、今回だけ入荷できました。一度お楽しみください。

更新日時 : 2018年06月22日
カテゴリ : 入荷情報,日本のお酒

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