酒店日記

1804年に生まれた世界的に人気のあるラム酒の銘柄がレモンハートです。日本においても人気が高い銘柄であり、同じ名前の「BARレモン・ハート」という漫画の名前にもなっています。少し古いですが、大変面白い漫画です。レモンハートとは人名であり、18世紀初頭からイギリスのコーンウェル地方で、ハート家は砂糖やラムの交易を西インド諸島と行っていました。そして大きな利益を得ると同時に大きな信用を獲得し、1780年に英国海軍へのラム納入業者第一号に指名されることとなります。それから後拠点をコーンウェルからロンドンに移した際に、自分の名前を冠したラム酒を納入するようになったことから創業が1804年となっています。一度生産が中止されたことがありますが、現在はカナダで作られており、ラベルが変わり旧ボトルとは違った味わいでラム酒が展開されています。レモンハートホワイトラムは、活性炭によってろ過して作られた無色のラム酒でカクテルを想定したラム酒です。優れたラム特有の甘い香りが特長です。アルコール度数は40度で使いやすいラム酒といえましょう。通好みのお酒です。

 

更新日時 : 2018年04月06日
カテゴリ : 世界のお酒

梅生産量日本一の紀州の南高梅よりも、2番目の白加賀の方が古いですね。加賀藩邸に植えられていた白梅、通称「加賀の白梅」が後に「白加賀」と呼ばれるようになったという説がありますが、実話かどうかは定かではありません。江戸時代から関東地方を中心に栽培され、国内梅栽培の主要品種の一つであります。耐病性は強いですが、貧産性であり、さらに収量の年次変動が激しいという難点があり2位に甘んじています。花は白の一重、果実重25~30gです。雄性不稔性のため受粉樹が必要であり、また他品種の受粉樹には使えません。さて、白加賀でつくった梅酒は、群馬県榛名山麓で育てた梅の名品「白加賀」を100%使用しています。甘みと酸味のほど良いバランスが特徴で、ロックはもちろん、ソーダ割りやカクテルベースなど、様々な飲み方でお楽しみいただけます。健康にも良いですよ。

 

 

更新日時 : 2018年03月30日
カテゴリ : 日本のお酒


ボルドーはアキテーヌ地方の首府ですが、アキテーヌ公エリアノールが、フランス王ルイ7世の王妃からイングランド王ヘンリー2世の王妃になったため、ボルドーを中心とするアキテーヌ地方はイングランド領となり、それが英仏戦争の遠因とも言われます。エリアノールは兎に角凄い、ルイ7世を唆し第2回十字軍には参加するは、遠征時に大喧嘩をしてルイと離婚をするは、11歳年下のヘンリー2世をたぶらかして、イングランド王妃になるは、ヘンリー2世と子供たちの確執をあおるかです。そして子供たちと言えば、リチャード獅子心王、失地王ジョンなど、世界史の主役です。彼女の愛したボルドーで生まれた、パリワインコンテスト金賞受賞酒を紹介しましょう。明るいルビーレッドの色合い、熟した黒い果実、スパイスのような複雑な香り、タンニンと果実味のバランスの良い味わい、それが、シャトー・オ・クルニヨ・デュ・マルキ・ドゥ・バルスイル2014です。美味をご堪能下さい!

更新日時 : 2018年03月23日
カテゴリ : 世界のお酒

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