酒店日記

子供の頃、少年版源平盛衰記を読んでいて、鹿ヶ谷の陰謀で俊寛和尚が鬼界ケ島に流された話が妙に恐ろしくずっと記憶に残っています。平清盛全盛の時(1177年)、後白河法皇の側近であった僧都俊寛は鹿ヶ谷の山荘に藤原成親や西光らを集め、打倒平氏の陰謀をめぐらせました。ところが、この陰謀は発覚し、俊寛は薩摩国の鬼界ケ島に流され、この地で亡くなりました。このおどろおどろしい鬼界ケ島が、現在では夢と伝説の島喜界島です。坊主前(ボウズンメイ)と呼ぶ地に俊寛の墓があり、島の人々や観光客の供える花や線香に絶え間はありません。喜界島は鹿児島県大島郡のなかにあり、奄美群島国立公園に属します。ここに、100年ほど前喜界島酒造が創業しました。喜界島酒造が生産する長期貯蔵酒「沙羅」は、すっきりした味わいが特徴の黒糖焼酎(25度)です。黒糖焼酎本来の「コク」また爽やかな香りを決して損なわないようにして、出来上がった秀逸作です。すっきりした味わい、爽やかな香りを是非ご賞味ください。

更新日時 : 2017年06月23日
カテゴリ : 日本のお酒

1695年オランダのアムステルダムで、ペトロス・デ・カイパーとその妻アンナ・カスターズは、リキュールメーカーのデ・カイパー社を創業しました。1995年に、創業300年目を記念してオランダのベアトリクス女王より、ロイヤル・デスティラーの称号を授与されています。さて、このデ・カイパー社にシトロンジュネヴァと言うリキュールがあります。オランダ・ジンをベースとして、レモンを主体とする柑橘系の香りを付け、その後、水で希釈(加水)して、さらに砂糖シロップを加えて製品としています。シトロンジュネヴァはロックでも飲めますが、カクテルの材料として使われることが多いようです。ここでは、シトロンソーダのレシピを紹介しましょう。シトロンジュネヴァ45ml、ソーダ45ml、それにレモンジュースを適量加えステアリングすると簡単に出来上がりです。蒸し暑い時には格好のカクテルです。

更新日時 : 2017年06月09日
カテゴリ : 世界のお酒

司牡丹酒造竹村家の屋号は黒金屋」と言い慶長8年1603年より土佐(高知県)の佐川の地にて酒造りを営んでいました一方坂本龍馬の本家才谷屋質商・諸品売買等と併せて酒造りを営んでいました才谷屋文書によると才谷屋と佐川の酒屋との間には頻繁な交流があたことが記されており竹村家には天保2年1831年黒金屋弥三右衛門が才谷屋助十郎から酒林壱軒酒造りの株一軒分を買たという書状が残ていますまた才谷屋黒金屋は姻戚関係があたようですさらに極めつけは竹村本家には坂本龍馬の手紙慶応2年3月8日甥の高松太郎あても所蔵されており代々受け継がれているのですそして佐川の地は維新の志士を数多く輩出いていること龍馬の脱藩の道に当たていること等を重ね合わせれば才谷屋黒金屋坂本龍馬と司牡丹の関係は因縁浅からぬものがあるといえるでし司馬遼太郎著竜馬がゆくの中にも登場し司牡丹は龍馬が飲んだ酒として知られていますが実際は龍馬の時代には司牡丹の酒名はまだ付けられていませんでしたもちろん酒名はまだでも黒金屋の酒自体は存在していた訳であり前記の通りの因縁の深さから考えれば当然龍馬もこの酒を飲んでいたことでしょう。この因縁から司牡丹酒造は龍馬からの伝言「日本を今一度せんたくいたし申候」をつくりました。龍馬の大志の如き骨太な味わいを持ちながら、後口はあくまで爽やかにサラリと切れる、キレ味抜群の超辛口純米酒です。

更新日時 : 2017年06月03日
カテゴリ : 日本のお酒

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