酒店日記

デュワーズは、アメリカでスコッチといえばデュワーズと言われるほどのビッグブランドです。デュワーズは、1846年ジョン・デュワー氏により設立されました。1891年スコットランド生まれの鉄鋼王アンドリュー・カーネギーが、時のアメリカ大統領ベンジャミン・ハリソンに樽入りのデュワーズをプレゼントした時、全米中で話題となり、大ブレイクしたニュースは有名で、このとき以来アメリカの多くの場面でスコッチといえばデュワーズと言われるようになりました。デュワーズには、40種類以上のモルトウイスキーとグレーンウイスキーがブレンドされており、キーとなるモルトにはハイランド産の「アバフェルディ」が使用されています。他に「ロイヤル・ブラックラ」、「マクダフ」、スペイサイドの「クレイゲラキ」「オルトモア」なども使用されています。キーモルトのアバフェルディは、蒸留所のあるピティリー バーンのソフトなナチュラルミネラルウオーターを仕込水に使用し、イーストハイランド地方を代表するモルトウイスキーの一つです。デュワーズホワイト・ラベルはスパイシーでマイルドな味わいが特徴的です。アメリカ人に人気のある安くて旨い外国製品です、トランプさん!

更新日時 : 2017年02月03日
カテゴリ : 世界のお酒

つい最近まで西日本は、広島と高知を除き甘口の清酒が殆どだと言われてきました。ところが、この天山超辛口は、アルコール度16度、日本酒度+10.0、酸度1.2ですから、きりっとした男性的辛口に仕上がっていることがお分かりになるでしょう。そして、実際飲んでみると、切れがあり旨さもありで、アルコール度が普通の酒より0.5度高めなのがその旨さに繋がっているのでしょう。佐賀県小城の三日月には2万年前の石器時代から人が住んでいました。そして、弥生時代の小城は穀倉地帯だったようです。その小城に天山山系の伏流水の流れる祇園川の川辺で水車による製粉、製麵業を営んでいた七田家が、天山酒造を始めたのは、明治8年(1875年)でした。それ以来、天山酒造は地元に密着して、こだわりの酒を造り続けています。天山超辛口の原料は、佐賀県産日本晴で、三日月人の時代から堪能している天山山系の伏流水を仕込み水として使っています。この伏流水はミネラルを豊富に含んだ硬水で、旨さの源泉と言えるでしょう。本醸造ですから、冷やして良し、燗にしてなお良しのお酒です。

 

更新日時 : 2017年01月27日
カテゴリ : 日本のお酒

ジンはオランダのライデン大学の教授が医療用の薬として大麦やライ麦を原料として作った蒸留酒でした。16世紀の半ば、オランダが戦場となった時英国兵も投入され、彼らが持ち帰った物の中にジンもありました。その後、17世紀まではジンは医療用でしたが、18世紀になると徐々に嗜好品として飲まれるようになり、ロンドンの労働者階級が大変愛好するようになりました。消費量が増加するとともに時の政府はジンに重税を課すようになりました。重税による価格の高騰のため、ジンの消費量は落ちていきました。そこで、生産者は豪華な形状のボトルでジンを販売したり、ジンを販売するパブを増やすことにより、それまでの安酒としてのイメージを払拭することになりました。1832年連続式蒸留器の発明により純度の高い蒸留が可能となり、雑味を隠すための甘みを減らすことが可能となりました。ドライ・ジンの登場です。1850年英国議会は輸出用のジンを減税することにしました。それ以後、ジンは世界中に広まることになりました。ロンドンのブルームスバリー地区は、そこで生まれたビーフィーターを始め「ロンドン・ドライ発祥の地」です。ブルームスバリー社は小規模ながら品質にたいへんこだわっており、ブルームスバリーレモンジンは受注生産でしか作られておりません。オリジナル・カクテルのベースとしてお使いいただくのはもちろん、ただソーダやトニックウォーターで割るだけで、普段のジンベースのカクテルとは違った楽しみが広がります。なお、ラベルの45はアルコール度数45度のことです。

更新日時 : 2017年01月20日
カテゴリ : 世界のお酒

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