9世紀フランク王国のカロリング朝のカール大帝が、「新酒ができると、街道筋にぶどうの葉などを吊るし、新酒の出来たことを知らせて飲ませよというワイン居酒屋の規定(シュトラウスヴィルトシャフト)」を定めました。現在もその習慣はDer Neueとして受け継がれ、その年の新酒が誕生すると待ち焦がれていたライン川流域の人々により楽しまれています。デア・ノイエ2016は、11月1日に解禁されました。ドイツのライン地方ラントヴァインで、ロマヌス・ケラーライ社がミュラートゥルガウ種主体の甘さを抑えた爽やかでフレッシュな酸味が魅力的な、フルーティ&エレガントなやや甘口白ワインがデア・ノイエ2016です。しっかりしたコクで口当たりが優しい癒し系ワインです。ご賞味あれ!
福岡あさくらの老舗蔵元篠崎は、江戸時代後期清酒製造業として創業しました。三連水車が回る福岡県朝倉郷は、名だたる穀倉地帯です。この台地の実りと上質な水、職人の確かな技が日本酒造りの基礎となります。「国菊」は100年以上続く篠崎のブランドです。国菊のにごり酒は一切の火入れ(殺菌)をせずに壜詰しております。そのためお酒が生きており、出来立ての風味がお楽しみいただけます。生酒ですので、王冠にガス抜き用の穴をあけております。国菊のあまざけは米麹と米のみから糖化させたストレートタイプの飲料で、防腐剤・糖類は一切使用しておりません。国菊のあまざけは日本のヨーグルトとも言われ、麹菌には腸内環境を整え、免疫力を高める働きがあると言われています。また、必須アミノ酸やぶどう糖が豊富に含まれております。ノンアルコール飲料なので、小さいお客様からお年寄りまで幅広く飲用いただけます。
白ブドウなど主に色の薄い果皮のブドウを原料とした、無色に近い色調から黄色味を帯びたワインを白ワインと呼びます。赤ワインはタンニンなどを多く含んだ黒ブドウや赤ブドウを原料としています。そしてタンニンは渋みの成分です。従って、赤ワインは辛口しかなく、コクとタンニンにより渋みの深さによって、ライトボディーからフルボディーと言った分類がなされます。よく甘い赤ワインをと言われることがありますが、昔日本人が甘いワインと思っていたものは甘味料が混じっていたもので、本来の赤ワインには甘いものはありません。渋みの深さを基準に考えてください。それに対して白ワインは極辛口から極甘口まで分類があります。日本酒でも同じですが、料理と一緒に飲むときは辛口の方が食がすすみます。ただ味の濃い料理の場合は甘口の方が良さそうです。また食前酒や食後酒とする場合も甘口の方が良いかもしれません。さて、フランスのローヌ生産のテラ・ヴァントゥ・ブランは辛口です。輝きのある青みがかったライト・イエローカラーです。柑橘系果実の力強く豊かな香りです。口に含むと肉厚でフルーティーな果実味が広がり、程よい酸味と苦味が味を引き締めています。余韻もしっかり楽しめるパワフルなワインで、ハーブを使ったパスタやシーフードにぴったりのワインです。
更新日時 : 2016年12月09日
カテゴリ : 世界のお酒