国産ウイスキーの原酒が足りなくなり、サントリーの響17年と白州12年が販売休止になっています。そして、山崎12年の値段が輸入高級スコッチウイスキーの17年や18年よりも高いという現象が起きています。でもプレミアムのついた稀少の山崎12年を探すよりも、すぐ手に入って安くて美味しいウイスキーを飲んだ方がお得ですがねえ。ザ・グレンリベット18年が山崎12年に劣ると考える人は誰もいないでしょう。それなのに、ザ・グレンリベット18年は現在山崎12年よりも時価は相当に安いですよ。ザ・グレンリベット18年を注いだグラスの色は、15年よりも更に濃い琥珀色です。熟成年数の長さが窺い知れます。香り立ちは12年や15年と違いはないものの、やや洋ナシに似たものが加わった様な印象です。口に含んでみると、刺激が少なく飲みやすいですねえ。それから2秒ほど経つと、これまで凝縮されていた旨みや風味が一気に開放され、ぱぁっと花が咲いた様な華やかな印象になります。そしてこれが余韻として長い間口の中に留まり続けます。これが18年以上熟成された味かと納得できます。ザ・グレンリベット18年の方がお得ですぞ!
更新日時 : 2018年10月05日
カテゴリ : 世界のお酒
ボルス・スロージンは、1575年オランダのアムステルダムで創業したリキュールメーカーであるボルスを代表するリキュールで、100年以上前から世界中のプロのバーテンダーに愛されています。スロージンといってもジンの一種ではなく、新鮮なスローベリー(スピノサスモモの実)を原料にしたカクテル用のリキュールで、海外では有名です。熟したスローベリーのフレーバーがしっかりと楽しめるリキュールです。カラーは明るいレッドです。ボルスのリキュールらしく、フレッシュな果汁を原料に使用しており、心地よい飲み口に仕上げています。強めの本格的なスロージンリキュールとして、通好みのバーには欠かせないアイテムです。ちなみにスロー・ジンのスローとは、原料の1つとして使用されているヨーロッパ産のスピノサスモモ(blackthorn)に実る果実(スローベリー)のことを指すスロー(Sloe)であって、遅いという意味のスロー(Slow)ではありませんよ。
更新日時 : 2018年09月21日
カテゴリ : 世界のお酒
オレー(オーレ)はテキーラですが実はアメリカ、ケンタッキーのオレー・プロダクツ社の製品です。メキシコで蒸留されたテキーラを、同社がボトリングしています。オレーとは、スペイン流の掛け声で、闘牛やサッカー、フラメンコなどで使われます。フレッシュな香味とピュアな味わいで、竜舌蘭の特長的なフレーバーのある辛口です。冷凍庫で冷やすとトロミが出て、ストレートでも飲みやすくなります。マルガリータやテキーラ・サンライズなど様々なカクテルベースとしてもお楽しみいただけます。ラベルもカルメンみたいです。
更新日時 : 2018年09月07日
カテゴリ : 世界のお酒