1830年、チャールズ・タンカレーが、ロンドン・ブルームズバリーに蒸溜所を設立しました。当時、彼の「今までにない高品質のジンを創る」と想った理想は、若干20歳の時に実現されました。180年以上変わらない製法で芸術的な味を守っています。そのこだわりが、現在に至るまでに数多くの賞を受賞してきました。タンカレー ロンドン ドライジンは、高品質なボタニカル(香味植物)を使用することで、豊かで個性のある香味を醸し出した、洗練された味わいが特長です。カクテルシェーカーをモチーフとしたボトルデザインです。47,3度のアルコール度数がカクテルの味わいを深めています。さて、フレッシュライムをカットして、ハイボールグラスに搾ります。キューブアイスをグラスの2/3程度満たし、タンカレー35~40mlを注ぎます。次にトニックウォーターを注いでステアします。最後にグラスの淵をライムで滑らせて、グラスの中に落とします。T&T(タンカレー&トニック)の出来上がりです。
更新日時 : 2018年06月29日
カテゴリ : 世界のお酒
イタリア北東部ののエミリア・ロマーニャ州は、ボローニャをはじめ、モデナ、パルマ、フェラーラといったルネサンス都市が所在し、文化・観光の中心地であり、また食品産業が盛んで、パルミジャーノ・レッジャーノやバルサミコ酢、パルマハムやボローニャソーセージなどの産地でもあります。車好きな方には、フェラーリやランボルギーニなどが本社を置く自動車産業の中心地と言った方がよさそうです。この地にあるボッテール社が生産するカステルボルゴ ランブルスコは、あまり見かけない甘口の赤それもスパークリングワインです。甘口のスパークリングワインは甘い食べ物とよく合います。チーズケーキを食べながらカステルボルゴ ランブルスコを飲んでみてください。紅茶やコーヒーで食べるチーズケーキと一味違います。アップルパイやストロベリー・ムースなども美味しくなりそうですね。一度お楽しみ下さい。
更新日時 : 2018年06月01日
カテゴリ : 世界のお酒
カクテルのベースとして使われているジンの多くはドライジンです。しかしカクテルの種類やバーによってはシュタインヘーガーと呼ばれるドイツ産のジンを使っているところもあります。シュタインへーガーの名前の由来はそのまま、ドイツにあるシュタインへーガーの街で特産として生まれたことに起因しています。ドライジンやジュネヴァ・ジンは香り付けにジュニペーベリーを乾燥させて作ったスパイスを使用しているのに対して、シュタインヘーガーは生のジュニパーベリーを使用して作られます。生のジュニパーベリーを使っているので、ドライジンよりも控えめな風味と甘味、マイルドでスムースな味わいが特徴となっています。そのためドイツでは胃を活性化させる目的でビールを飲む前にショットグラスで一杯飲むことが通例となっています。しかし、日本人には、カクテルに使うとすっきりしすぎず濃厚すぎない、かといって控えめな風味でベターなベースになります。さて、1860年にドイツ北部エムス川沿いのハーゼルンネで誕生したハイト社は、現代的リキュールを作り出しているドイツの名門メーカーです。そのハイト社のシンケンへーガー・ジンは独特の香りと味わいが人気となっています。シンケンとは「ハム」のことを意味し、開発コンセプトもハムに合うシュタインへーガーとして作られています。そのためラベルにもジンとハムが描かれており、その意図を伺えるデザインとなっています。ただ楽しむだけでなく、食事との相性もいいジンです。
更新日時 : 2018年05月18日
カテゴリ : 世界のお酒