鹿児島県枕崎市の薩摩酒造は芋焼酎白波で有名ですが、最近は麦焼酎にも力をいれています。特に、神の河(かんのこ)はご存知の方が多いと思います。二条大麦100%を原料に使用し単式蒸溜による原酒をホワイトオーク樽に3年以上貯蔵した、琥珀色の長期貯蔵麦焼酎です。長期熟成ならではのふくよかな香りとまろやかな味わいはうっとりします。薩摩酒造は明治の正中でもそうですが、栓にこだわっています。
上記をご参考ください。
更新日時 : 2017年12月01日
カテゴリ : 日本のお酒
このワイルドターキー・フォーギブンは大変ユニークな物で、偶然生まれた奇跡のレシピとされています。ケンタッキー州のワイルドターキーの蒸留所に勤務する従業員が、飲みごろを迎えタンクに移されていたバーボン原酒の中に、誤ってライウイスキーを注いでしまいました。当初はマスターディスティラーも大変な損失に繋がると怒っていたようですが、そのウイスキーの出来栄えの良さにそのミスをしてしまった従業員を許し『Forgiven=許された』という商品名でボトリングを行いました。一般的にライウイスキーは、バーボンよりも香りやコクが深いものが多いですし、普通のターキーですとアルコール度数が50度あるのですが、ワイルドターキー・フォーギブンは45.5度で日本人には飲みやすいですね。カラーは、ワイルドターキー8年物より薄めのアンバー。バーボンウイスキーによく見られるエステル臭が低く、バニラの甘い香りが漂います。口に含むとしっかりとした穀物とナッティーな甘さがゆったりと広がります。ミディアムボディながら飲みごたえがしっかりと有り、フィニッシュはシンプルでスムースな甘さが続きます。ロックにするとライ麦の苦みの様なコクと共に甘くスッキリとした印象がうかがえます。ソーダで割ってもスムースで飲みやすく切れのあるハイボールに仕上がり、ライウイスキー特有のコクのある香りと味わいも楽しめます。
更新日時 : 2017年11月24日
カテゴリ : 世界のお酒
収穫したばかりのガメイ種から造られるフレッシュなワインは、1800年代からデイリーワインとしてブルーゴーニュ地方のボージョレ周辺の地元住民を中心に楽しまれていました。そんな「地酒」であったボージョレー・ヌーボーが、1967年フランス政府によって公式に11月15日を解禁日として発売することが認められたのを期に、パリのレストランを中心に大ブームとなったのです。そして 1970年代に入ると陸路・空路の発達に伴い、そのフレッシュな味わいが日本を含め世界中に知られることとなりました。現在、ボージョレ・ヌーボーの解禁日は毎年11月の第3木曜日です。しかし実は一番最初は11月11日が解禁日でした。それは、ボージョレ地区で最も収穫の早いワインが出来あがるのがいつもだいたいこの日の周辺であり、さらにこの日はサン・マルタンの日という聖人の日であったため、縁起も良いしボージョレ・ヌーボーの解禁日にしよう、ということになったのです。ところが後に11月11日はサン・マルタンの日から無名戦士の日に変更されてしまったため、その日から一番近い別の聖人の日、サン・タルベールの日である11月15日に解禁日を移しました。しかし、解禁日を固定してしまうと、年によっては土曜日や日曜日になってしまい、売れ行きにも大きな影響があります。(フランスでは日曜日は殆どのワインショップ、レストランがお休みなのです。)そこで、「毎年、11月の第3木曜日」という、毎年変動する解禁日に設定した、というわけです。日付変更線のために、日本は最初に11月第3木曜日が来ます。さあ、初ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー ドメーヌ・ドリー2017で乾杯!