I.W.ハーパーはドイツからのアメリカ移民、アイザック・ウォルフ・バーンハイムの手によって生まれました。粗悪なバーボンが幅をきかせていた時代に品質にこだわり、1877年遂に完成したそのバーボンに、彼のイニシャルである「I.W.」と無二の親友フランク・ハーパーの名前を冠し『I.W.ハーパー』と名付けました。1885年ニューオーリンズの万国博覧会で金賞を受賞。その後も様々な博覧会で金賞を受賞したことからそのメダルを称してゴールドメダルと呼ばれるようになりました。I.W.ハーパー ゴールドメダルは、洗練された味わいのスタイリッシュバーボンです。アルコール度数は40度ですから日本人に人気があるはずです。I.W.ハーパーといえば、ソーダ割りが定番です。I.W.ハーパー:ソーダ=1:4で雑味のないスッキリとした味わいをお楽しみください。ほのかに甘みを感じるスムースですっきりとした味わいです。
更新日時 : 2017年10月13日
カテゴリ : 世界のお酒
チリが農業やワイン産地として特別な場所になれたのは、極端なまでにユニークな地理的条件があったからに他なりません。アタカマ砂漠、アンデス山脈、パタゴニアの氷河、そして太平洋の大海原によって形作られた天然の境界線は、チリを手つかずの場所として守り続けてきました。19世紀、ワインの歴史上最悪の危機であったフィロキセラ禍((ブドウネアブラムシがブドウの木を枯死させる)によってヨーロッパを中心に世界中の葡萄畑が壊滅的な打撃を受けた時も、チリはその難を逃れることが出来たのです。さて、ピノノワールはカベルネソーヴィニヨンと並ぶ赤ワインの代表的品種です。ピノノワール種を用いた赤ワインは比較的軽口で、渋み、タンニンが少ないので日本人には飲みやすいかもしれません。ただ、酸味が強いものがありますので、ご注意を。そして、栽培にはやや冷涼な気候を好み、高温多湿には特に神経を使います。従って、チリのセントラルバレーは、暖かな日差しと冷涼な気候の組み合わせですから、ピノノアールには最適と言えましょう。マンクーラ ガーデアン レゼルヴァ ピノノアールは、タンニンが控えめで、若干甘く、一寸シャープでフルーティです。テーブルワインとして、お薦めです。
更新日時 : 2017年09月29日
カテゴリ : 世界のお酒
ヨーロッパではナポレオンが力をつけ始め、アメリカではテネシー州が16番目の州になった頃の1796年、開拓初期のケンタッキー州で、バーボンの先駆けであったベイジル・ヘイデンが蒸留を始めました。彼は、単一の蒸留所で作られ、2年以上の熟成期間を経た本格的なケンタッキーストレートバーボンにこだわっていました。のちに1882年、3代目である孫のレイモンド・B・ヘイデンが祖父の創業に敬意を払い、自社バーボンに“オールド・グラン・ダッド(偉大なるおじいちゃん)”と名付けました。オールドグランダッド80は、マイルドでスムースな飲み口、深い香りと味わいで、バーボン通の人々に愛されています。アルコール度数は80プルーフ(40度)です。1987年以降、ジムビーム社で生産していますが、原料配合比率は昔ながらにライ麦が多く、独特の香味を醸し出しているのでファンが多いのでしょう。スパイシーな味わいが特徴で、ロック・水割り・カクテルにも向いています。
更新日時 : 2017年09月15日
カテゴリ : 世界のお酒